なぜ調停なのか

調停は、第三者(調停人)に間に入ってもらい、助言を得ながら、当事者間の話合いにより紛争を解決する手続です。当事者双方の本音や機微な情報を調停人が把握したうえで、当事者にとってより良い解決策を探ることができます。

調停のメリット―訴訟と比較して―

メリット1 事が公になるのを防ぐことができる

非公開の手続により、紛争の事実や秘密性の高い情報が競合他社や顧客を含む第三者に知られることなく紛争解決を図ることができます。

メリット2 非常に短期で柔軟な解決

争点ごとに決着を付けるのではなく、他の取引や将来の取引を含めて総合的にバランスをとることも可能であり、非常に短期で柔軟な解決を実現することができます。

メリット3 ビジネス関係を維持しやすい

当事者双方納得の上で和解による決着となるため、今後のビジネス関係を維持しやすいと言えます。

   

さらに、調停は、海外取引における紛争解決手段としても広く利用されています。

メリット4 外国での訴訟手続の回避

外国での慣れない訴訟手続に伴う経済的・時間的・心理的な負担を回避できることが、当事者双方の利益に適います。

メリット5 言語・商慣習の違いを乗り越える

優れた調停人の助力を得て、言語や商慣習等の異なる当事者間の不信感を取り除き、相互理解へと導くことができます。

   

このようなメリットがあるため、仲裁申立てをする前に、まず一定期間だけ調停を試みるという紛争解決方法が注目を集めています。