国際ビジネスにおける紛争解決方法として、商事仲裁は世界中で利用されてきた歴史があり、現在はグローバルスタンダードとなって広く活用されています。

我が国では、官民一丸となって国際仲裁の活性化に取り組んでおり、5月には政府が「国際仲裁の活性化に向けて考えられる施策（令和６年指針）」を策定しているところです。

日本商事仲裁協会（JCAA）は、長年、日本を代表する商事仲裁機関として活動してまいりました。昨年は、創設７０周年を迎える中、世界45か国・地域の登録・参加による国際仲裁セミナーを開催し、仲裁制度のイノベーションの状況や、仲裁地としての日本の魅力をテーマといたしました。

今年は、３日間にわたり、国際仲裁コミュニティーにおける日本の仲裁地としての役割と進化をテーマに、仲裁の知見を一新する機会にしたいと考えております。

全体として、国際ビジネスを巡る紛争リスクへの備えとして、進化を続ける仲裁の現状への認識を深め、仲裁をより身近なものとして感じていただくセミナーといたしたいと存じます。

１日目、２日目には、仲裁制度を文化面、制度面、実務面から取り上げ、我が国が紛争解決の仲裁地として最適であるためにはどうあるべきかの核心に迫ります。

JCAAのアドバイザリーボードを務める世界的な仲裁人も会場またはオンラインで参加しますので、世界の潮流をご理解いただく機会にもなると思います。

３日目には「海外とのビジネスを成功させるために」と題して、グローバルなビジネス展開を巡る現状や政府・政府機関による様々な支援施策の状況、そして、海外ビジネスに潜む様々な紛争リスクとその未然防止、仲裁による紛争解決、また、リスクマネジメントの在り方などをテーマといたします。中堅・中小企業の皆様の海外展開にもご参考となるようなセッションを構成します。

なお、１日目の夕刻はレセプションを準備しております。当日のセミナーに参加された方は無料ですので、是非ネットワーキングの機会としていただければと存じます。また、会場の綱町三井倶楽部には、本物の日本庭園がございますので、セミナーの合間にご堪能いただければ幸甚です。

セミナーは、国内外の政府・政府関係機関、法曹界、経済界、仲裁調停機関などから多岐にわたる講演者をお招きし、参加される皆様を会場とオンラインでつなぎます。企業、団体、法曹関係はじめ多くの皆様の会場またはオンラインでのご参加をお待ちしております。

 1日目・2日目のお申込みはこちらから

国際仲裁セミナー（11月20日・11月21日） (google.com)

 3日目のお申込みはこちらから

国際仲裁セミナー（11月22日） (google.com)